コロンビアの試飲

過熱水蒸気焙煎により焙煎されたコーヒー豆(コロンビア)の試飲をした。
過熱水蒸気の効果については これまでに記述してきたので、今日は、ニュークロップ(今年取れた豆)とパーストクロップ(昨年取れた豆)の比較についてのみ記述する。

パーストクロップは生豆の時点で水分が抜けている分、芯まで火を通すことが容易である。従って、嫌味が少ない味への近道と考え、好んで使う人もいるらしい。
しかし、上手く水分を抜くことができる過熱水蒸気焙煎ではそんなことは関係ない。
実際に飲み比べてみると、ニュークロップの方が明らかに甘みや香りが強い。勿論、芯残りによる嫌味はない。
また、パーストクロップは、飲み比べてやっと分かることだが、少し変わった味がする。これを「深み」というのか「枯れている」というのかは表現に迷うが・・・
今回は、豆の水分差による火の通り具合以上に、生豆の持つ味の差を堪能できたように思う。
結論として、しっかり水が抜けて 芯まで焙煎できるのであれば、明らかにニュークロップを使うべきだと思う。勿論、入手の問題もあるため、一概には言えないが・・・。
何にせよ、農産物は新鮮なうちが一番ということかな?