過熱水蒸気焙煎豆の試飲(東チモール)

インドネシアからの独立を達成した東チモールですが、ポルトガルの植民地時代から高品質アラビカが栽培されていたこと知られています。
特に現在も、スペシャティーコーヒーの市場ニーズにより、日本への入荷があるようです。
 
さて本題ですが、この東ティモールの豆を下記の条件で焙煎したものを試飲してみました。
焙煎機は、富士珈機製(フジローヤル)5kg用です。
①3kg投入/ハイロースト/過熱水蒸気なし
②3kg投入/ハイロースト/過熱水蒸気あり
③5kg投入/ハイロースト/過熱水蒸気なし
④5kg投入/ハイロースト/過熱水蒸気あり
 
特に差が分かりやすかったのが、①と②の差で、生豆を3kg投入した時の①(過熱水蒸気あり)は、②(水蒸気のなし)に比べ、まろやかであり、嫌味が少ない傾向にありました。
試飲した人が、みんな分かるほどの明確な差です。
 
これまでの試飲結果からまとめると・・・豆の種類にもよりますが、深入りに比べ、浅煎り(今回はハイロースト)の方が、「過熱水蒸気」の効果が分かりやすいように思います。
 
「浅煎りのコーヒー豆を焙煎したいけど、どうしても嫌味が出てしまう焙煎人の方」,
「浅煎りのおいしいコーヒーが飲みたい方」には、過熱水蒸気焙煎がお勧めです。
(最後は思いっきり宣伝でした)