過熱水蒸気の利用技術

nanacoffee2006-09-05

最近、「過熱水蒸気技術集成」という本を購入し、読んでいるのですが・・・
内容に入る前に一言・・・本の値段、高すぎ!!
 36,330円って、消費税だけで2千円って・・・うーん、心して読まねば・・・
 
本題に入りますが、あまり書くと作者の方に「本が売れなくなるじゃん!!」って怒られそうなので、さわり程度に・・・(過熱水蒸気技術集成より 引用)
 
本の内容は・・・
最初に技術的な説明(過熱水蒸気とは?,効果は?)があり、その後、具体的な利用例に移ります。
興味深かったのは、「ホタテガイの乾燥させた貝柱の製造」。
中華料理に良く使われるものですが、その内容は コーヒー豆に共通するところが多くありました。
 
 まずは「見た目」。普通にオーブンに入れると割れてしまうのに、過熱水蒸気を用いると割れないようです。これは、木材の乾燥例でも同様で、かなり効果があるようです。
 次に「味」です。こちらは、ホタテ特有の味や香りが残った製品の製造が可能となるようです。
 ここのポイントは、乾燥目的で使用されているのですが、「乾燥が早いだけでなく、組織が破壊されず、味も良くなる」という点です。
 コーヒー豆の焙煎に置き換えると、前半に豆の水分を抜く工程に過熱水蒸気を注入することで確認されていた「豆の組織が破壊されず、豆の持ちが良く、香りが持続する」ことは、全く同じ傾向といえます。
 
うーん、興味深いです。ホタテでもやっていたなんて・・・世の中は広いものです。
なかなか良い本です。大変勉強になりそう・・・